梅雨や夏の時期に大切なiPhoneを水没させてしまう方が非常に多くなります。
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しかし、こうした季節以外でも洗面所やトイレなどに落とし、水没してしまう方もいますが…。
そんな時、バックアップを取ってないから写真が…LINEが…(涙)などど嘆き、どうしよう…と困らない為に、iPhoneが水没した際の「禁止事項」と「初期対処方法」をまとめておきます。
正しい対処を行えば90%以上の確率でデータは復旧し、またiPhoneを使用できるようになりますので、是非、参考にしてみてください。
◼︎3つの禁止事項
水没して焦っても何も良いことはありません。まずは落ち着き、以下の行為をすることは絶対に避けましょう!
また、水以外の海水や洗濯水、ジュースのような不純物が含まれる液体に水没させてしまった場合は、勇気がいりますが水で洗いながしましょう。
①電源を入れる、充電やバックアップを取ろうとライトニングケーブルをさす
内部に液体が侵入している為、通電させていまうと高確率でショートし、集積回路等が焦げてしまい二度と元には戻らなくなる可能性大です。
②水を切る為に、iPhoneを振る
水が深部まで侵入してしまい、さらに故障する可能性があります。
③ドライヤー等(温風・冷風)の風を本体内部へ送り込んだり、こたつや冷蔵庫の中、電気カーペット等の上で乾かす
過度な加熱は金属部品と水との化学反応を引き起こします。またドライヤーが冷風だとしてもその風により本来浸水していなかった箇所に水が入り込み、余計な問題を引き起こします。そして冷蔵庫…内部が結露してしまう可能性が高いのです。
①〜③の中の禁止事項の中で、最もやってはいけないことは、①です。
電源を入れたりして、ショートするとプロでも対応不可能。最悪の場合、「本体交換」か「機種変更」するしかないので肝に銘じておいてください。もちろん、大切なデータは失われます(涙)
(専門の業者に頼めばデータは抜き出せるかもしれませんが、かなりの高額です)
続いて、修理店へ出す前に、自身でやっておくべき初期対処方法です。
◼︎初期対処方法
①当たり前ですが、水から引き上げる
②カバー等をつけてる場合は外し、タオルやティッシュなどで水分をふき取る
この際もiPhoneは絶対振らないでください
③電源が入っていれば、OFFにし、ショートを防ぐ
通常の方法で電源をOFFにできない場合は、電源ボタンとホームボタンの同時押しで、強制OFF
④SIMカードを取り外し、トレイとSIMカードの水分をふき取る
⑤ティッシュをコヨリ状(細く丸める)にして、イヤホンジャック、ライトニングコネクター、SIM差込部の水分をふき取る
ティッシュが内部で引っかからないよう慎重に行ってください
⑥数日間(少なくとも2~3日)乾燥させる
ジップロックにお菓子などに入っている乾燥剤をたっぷり入れ、その中へ入れておくと良いでしょう。
冷蔵後に入れるという都市伝説がありますが、ジップロックに乾燥剤を入れた状態でも、冷蔵庫を開け閉めした際に温度差が発生し、内部に結露が発生する場合があります。
⑦乾燥後、SIMカードを挿入し、電源を入れてみる
電源が入ったら、iTunesでバックアップを取ってください。もし、電源が入らなかったら、修理へ。
⑧幸い電源が入っても、一度水没したiPhoneはそう長くは持ちません。出来るだけ早く修理業者へ水分完全除去とクリーニング依頼をしましょう。
iPhoneの内部では完全に除去されなかった水分により、腐食が進行し、基板などの部品が致命的に破損してしまい、修理代金が高額になったり、最悪の場合は、修理不可能になるケースがあります。
いかがでしたか?
これは一例に過ぎませんが、参考にしてみてください。